ABC「エビシー」デビュー3か月 中継先で女子の人気者に
ABC「エビシー」デビュー3か月 中継先で女子の人気者に THE PAGE大阪
15日夕、大阪市北区の「グランフロント大阪」を歩いていたら、なにやら人だかりができていた。「何かあったのか」と思いカメラを出して駆けつけると、テレビ番組のお天気中継。しかし、よく見ると、カメラの前に大きなピンク色の生物がいる。ABC朝日放送(大阪市福島区)の新キャラクター「エビシー」だった。聞けば同日でデビューから3か月だという。在阪の民放各局で様々なキャラクターが登場する中、エビシーの登場は後発だったが、現在では中継先で子供や若い女性「エビシー女子」らも現れ、囲まれるほどの人気だという。
「M-1一緒に出たい」と誘うアナウンサーも
関西各局では、毎日放送の「らいよんチャン」(登場:2003年)、関西テレビの「ハチエモン」、読売テレビの「ウキキ」(2007年)、テレビ大阪の「たこるくん」(2002年)などがおり、着ぐるみやグッズなどでもよくみかける。また、兵庫県のサンテレビの「おっ!サン」(2005年)なども、インパクトがあり活躍中だ。 朝日放送も2001年からサイコロ状の形をした「キュキュ」というキャラクターが登場し、アニメーションなどで親しまれていたが、着ぐるみなどはなく(キュキュが変身したという体のロボット風のものはあった)今年の6月14日でその役目を終えた。 それに代わって翌15日に登場したのが「エビシー」。同局前にある堂島川の底に住み、ピンク色の体で、好きな芸能人はおき太くん。好みのタイプは「ワーキャーしている女の子」という6才の男の子という設定で、テレビ「おはよう朝日です」やラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」などでデビュー。同局の三代澤康司アナウンサーの番組にも登場し、三代澤アナから「ヤスシエビシーで一緒にM-1出たい」と誘わるなどしていた。
女性社員からの人気が高かった
「まあ最初に登場した時は、あちこちから様々な反応を頂きました」と話すのは、同局総務局OPEN↑(オープンアップ)推進部部長の淺尾武史さん。「社内でも『なんでこのキャラ?』という声も正直ありましたし。関西の民放の中では、こうしたキャラクターはかなり後発でしたからねえ」と当時を振り返る。 このエビシーは、社内の様々な部署から集まった特別なプロジェクトの中で、長い年月をかけて決められたもの。当初は20のキャラが候補にあがっていたという。 その中から選ばれたのが、このエビシーだった。「エビシーは社内でもそうだったんですが、特に女性からの人気が高かったんです。かわいい、愛嬌があるという声が多く、それが決め手になりましたね」(淺尾さん)