井上新監督の“構想外”に…中日、戦力外通告を受けた選手(6)高卒4年目で“戦力外”に
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフに戦力外通告を受けた中日ドラゴンズの選手を紹介する。
福島章太
投打:左投左打 身長/体重:177cm/92kg 生年月日:2002年10月24日 経歴:倉敷工 ドラフト:2020年ドラフト4位 高卒4年目の福島章太も、無念の戦力外通告を受けた。 倉敷工では、1年時からエースナンバーを獲得した福島。ところが、2年春に左肘を疲労骨折し、苦しい時期を過ごした。 集大成の3年時は、新型コロナウイルスの影響で甲子園大会が中止に。それでも、ドラフト会議で中日ドラゴンズから4位指名を受け、NPBへの切符を手にした。 高卒1年目は、左肩の故障で実戦登板を果たせず。それでも、育成選手として迎えた翌2022年は、ファームで18試合に登板して6勝をマーク。同年オフに支配下復帰を果たした。 昨季はファームでの成績が向上し、33試合の登板で防御率2.70をマーク。一方、36回2/3を投げて21四死球を与えるなど、制球に不安は残っていた。 同年は一軍のマウンドに上がるも、4試合の登板で防御率は13.50。プロの壁を痛感したシーズンとなった。 今季はファームでも数字が悪化し、23試合の登板で防御率5.30。22回2/3を投げて29四死球を献上するなど、課題を改善できなかった。 そんな中、10月29日に戦力外通告を受けた福島。分厚い投手層を前に、埋もれる形となった。
ベースボールチャンネル編集部