【超簡単レシピ・アクアパッツァ】白ワイン不要!切り方を工夫するだけで“旨味たっぷり”な味に
今回は、洋風の魚料理「アクアパッツァ」に挑戦! いい食材や白ワイン頼みになりがちですが、ごく普通の食材でも切り方をちょっと工夫するだけで、レストラン級の仕上がりになる秘訣をプロに教えてもらいました。 〈画像で詳しく見る〉切り方&蒸し方で「絶品アクアパッツァ」 教えてくれるのは……小田真規子さん 料理研究家 教わるのは……オギ エディター
「トマトは横切り!」これで旨味が倍増
小田先生 まず、タラの水気をキッチンペーパーで拭き取りましょう。 オギ 水気取りは、やったほうがいいですよね? 小田先生 この水気は臭みを含んでいるので、まず一番にやったほうがいいですね。水気を拭いたら、塩を振りましょう。塩タラを使う場合は塩ナシでOKです。 コショウ少々を振って、味をなじませるために5分ほどおきます。すぐに焼かないことがポイントです。ここで味を入れることで身が締まり、旨味も引き出されます。
小田先生 野菜は、タマネギを薄切りに、ニンニクはみじん切りにしておきます。タマネギは、生で食べるなら辛みをとるために水にさらしますが、今回は煮込むのでそのままでOKです。
オギ ミニトマトは横に切るんですよね。トマトサラダのときと一緒ですね! 小田先生 ここがアクアパッツァのおいしさをアップする大事なポイントです。今回のようにソースにするときは、ミニトマトを横半分に切ると水分が出やすく、種の周りのトロッとした部分の旨味もより感じられるようになります。
水・野菜・オイルの「蒸し煮」でさらに旨味がアップ
小田先生 塩・コショウがタラになじんだら、余分な水分を再び拭き取ります。 次は、タラを焼いていきましょう。20cmのフライパンに大さじ1のオリーブオイルを入れて熱します。
小田先生 アクアパッツァは、オイルと食材の水分から出た旨味がたっぷりの出汁を楽しむ料理なんです。フライパンが温まったら、皮目を下にして油に浸すようにタラを投入。2分ほどこのまま焼きます。 撮影/国井美奈子 監修/小田真規子 イラスト/大窪史乃 取材・文/伊藤彩子 Edited by 西村 美名子
VOCE