炎上リスクも 芸能人によるソチ五輪“便乗コメント”の背景
■話題になってなんぼの芸能人といえどもリスクは高し? 「ぶっちゃけた話、時事ネタ関連の質問は困りますね。突然振られるケースが多いので想定もつかないし、タレントには一応、『余計なことは言わず、たとえ詳しく知らなくても“興味がない”みたいなことだけは言うな』とは指導しています。それでも、マスコミの人とのやり取りの流れで、ポロッと口にした一言が、大々的に報じられて、槍玉に上がることもありますからね。時には『○○選手みたいなタイプは好き?』とか、“誘導”されることもありますし」と、苦笑交じりに明かすのは女性タレントのマネジャー。 では、そういった質問をするマスコミサイドにはどういう意図があるのか? 「別に深い意味はなく、ようは“お約束”みたいなものですよ。ウチらも常に旬だったり、話題性のある芸能人ばかりを取材しているわけではないし、『面白い発言があればオンエアしよう』くらいのスタンスで取材に行く時もありますからね。とくにPRイベントなんかは、そのまま取り上げても単なる宣伝にしかならないし、タレントさんには、多少のリップサービスくらいはしてもらわないと…」(民放テレビ局の情報番組の制作スタッフ)。 中には、旬の話題に上手く便乗して、自身の注目度も高めようと虎視眈々と狙っている芸能人もいるようだが、何かと炎上しやすいこのご時世、リスクもそれなりに高そうである。 (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)