<センバツ>広陵「接戦で勝ち抜けたい」、八戸学院光星「最後まで諦めず戦う」 センバツ監督対談
第91回選抜高校野球大会に出場している広陵は、第4日の第2試合(26日午前11時半開始予定)で八戸学院光星(青森)と対戦する。広陵の中井哲之監督(56)と八戸学院光星の仲井宗基監督(48)に、相手チームの印象や意気込みなどを聞いた。【隈元悠太、北山夏帆】 【石岡一vs盛岡大付の熱闘を写真特集で】 ――冬を越えたチームの仕上がりは。 中井監督 選手間の競争を乗り越え、昨秋よりもチーム全体の力は上がった。あとは選手が自分の力をどれだけ発揮できるか。 仲井監督 技術も体力も気持ちも強くなっているはずだが、打撃面を仕上げ、本番で力を出せるよう調整したい。 ――自チームのキーマンは。 中井監督 河野佳投手(3年)。秋から体重を5キロ増やし、球威が増した。相手は好打者ぞろいで、立ち上がりが課題だ。 仲井監督 中軸を打つ武岡龍世主将(3年)が力を発揮できるか。投手陣の軸はエース・後藤丈海投手(同)だが、下山昂大選手(同)ら全4投手が束になって戦えれば。 ――相手チームの印象は。 中井監督 強力な打者が多く、どこからでも得点を入れてくる印象。ビッグイニングは何とか避けたい。 仲井監督 伝統のあるチームで、右・左腕の投手がそろい、打線は切れ目がない。気持ちの面で隙(すき)をみせれば勝ち目はない。 ――――警戒する選手は。 中井監督 まず武岡選手。彼の打撃で相手を勢いづかせるのは避けたい。制球力に優れる後藤投手にも注意が必要だ。 仲井監督 河野投手ら投手陣と、中村楓大(3年)、岑幸之祐(みねこうのすけ)(同)、宗山塁(2年)各選手ら打撃陣の多彩な攻撃には特に注意したい。 ――理想の試合展開は。 中井監督 先取点を取って逃げ切るのが理想だが、そうは行かないだろう。接戦で勝ち抜けるようにしたい。 仲井監督 展開を読むと外れた時に焦る。どんな展開でも必ず九回まではやらせてもらえる。最後まで諦めずに戦いたい。 ――初戦へ意気込みを。 中井監督 甲子園という夢の舞台でどれだけ楽しめるか。自分も選手も挑戦したい。 仲井監督 平成最後の大会に出られることに感謝し、選手が一生懸命練習して身につけた力を出し切ることだけ考えたい。