AKB48の2人が福島入り 復興イベント用の県産品セレクト
東日本大震災で甚大な被害を受けた福島の復興を東京から応援するイベント「どうしても福島が好きだ」の2回目が来年3月に東京・秋葉原で開催されるのを前に、出演するアイドルグループ「AKB48」の平田侑希さん(22)と水島美結さん(21)が19日、ロケ撮影で県内を訪れた。 AKB48は2022年1月に「がんばっぺ福島ライブ」を初開催。23年8月には復興支援イベント「どうしても福島が好きだ」に拡大した。来場者にはメンバーがセレクトした県産品の詰め合わせを手渡しする。2人はその県産品を選ぶため、午前中はJR福島駅西口の県観光物産館(福島市)を訪問した。 午後は、1872(明治5)年創業の大天狗酒造(本宮市)を訪れ、杜氏(とうじ)の小針沙織さん(36)の指導で洗米を体験。酒米を容器の水に浸しながら洗い、品質を左右する酒米の吸水率を管理する。詰め合わせにする純米吟醸酒「なないろ」も試飲した。 水島さんは日本酒を初めて飲んだといい、「優しい味でおいしかった。福島は食べ物もおいしく人も温かい」。平田さんは「福島のフルーツが好きなので来れてうれしい。いい物をたくさん見つけて皆さんに広めたい」と話した。【錦織祐一】