時速260キロ新幹線運転体験 トレインパーク白山で内覧会
北陸新幹線敦賀延伸に先立ち、3月13日にオープンする白山市立高速鉄道ビジターセンター(愛称・トレインパーク白山)の報道機関向け内覧会が29日、同市宮保町の現地で開かれた。北陸新幹線にこだわった本物志向の展示や子ども向けの大型遊具が公開され、開業へ期待が高まっている。 5階展望デッキからは、時速260キロで走行する北陸新幹線が至近距離で眺められ、関係者が歓声を上げた。オープン後は、通過時刻を記した表が5階と4階に掲示される。 ●市長「リアル」 新幹線関係の展示が並んだ1階では、田村敏和市長が本物の運転台を備えた大型シミュレーターを体験。画面の走行風景を見ながらレバーを操作し、「とてもリアルで臨場感がある。子どもだけでなく大人も楽しめる」と話した。白山をイメージした大型遊具や音と光の展示も目を引いた。 トレインパーク白山は白山総合車両所の隣接地に造られ、全国で唯一、点検整備中の新幹線を見学できる施設となる。3月3日に完成式、同9日に一般向け体験会が行われる。