「A子さんB子さん分からない」松本人志サイドの人定要求にあ然…《とうとう出たね》投稿との“矛盾”
『ダウンタウン』松本人志が週刊文春を発行する文藝春秋を訴えた裁判の第1回口頭弁論が28日、東京地裁で開かれた。大方の予想通り、初日は5分でスピード閉廷。その後、双方の代理人がメディアの取材に答えた。 【画像】すごい…!松本人志「ミニスカ美女との乱痴気不倫飲み会写真」入手…! この日の法廷では、松本側が文春記事で被害を訴えるA子さんとB子さんの身元を明らかにするよう要望を伝えた。その根拠について、松本側の代理人を務める田代政弘弁護士は 「こちらは『A子さん、B子さんが被害にあったという記事が出てるのが名誉毀損だ』って言っている。それに対して、被告側から『A子さん、B子さんと酒席をともにしたことはあるか?』っていう釈明が来てるから『そちらのいうA子さん、B子さんって誰なんですか?』って聞くのは当然のことじゃないか。どこの誰か分からない人と酒席をともにしたかなんて分からないじゃないですか」 とコメント。松本が性的行為を強要したことはないと断言した上で、再度 「酒席をともにしたのか。2人で一緒になった状況はあったのか。これは相手が誰か分からないと答えようがない」 と改めて“人定”の必要性を説いた。 これに文春側の代理人を務める喜田村洋一弁護士は 「原告側はA子さん、B子さんの氏名または芸名、住所、生年月日、携帯電話番号、LINEのアカウントまで明らかにしろと言っている」 と告白。続けて 「(A子さんらに)身元特定を匂わす嫌がらせがあったり、『虚言だ』とか『金目当てだ』とか、今も嫌がらせされている。こういうことを求めるのはおかしいんじゃないですか?」 と猛反論した。 松本サイドの戦法を聞いて、連想されるのはサッカー元日本代表・伊東純也と告白女性2人のバトルだ。 「週刊新潮」で女性2人が伊東から性加害を受けたと告白。大阪府警に告訴状を提出、受理されていたことがわかった。 これを受け、伊東は日本代表を離脱。加藤博太郎弁護士を代理人に立て、新潮ではなく、女性2人を虚偽告訴で訴え、民事でも1億円の損害賠償を求めて提訴した。 「このやり方は“王道”ではなく、かなり強引な手法。ただ、それが奏功し、伊東選手を取り巻く風向きが変わってきたことも事実です。ようは報じたメディアではなく、女性側に“圧力”をかけ、告訴の取り下げなどを狙うやり方。 ただし、当然これには『セカンドレイプではないか』という疑問も投げかけられます。ましてや、松本さんははっきりと文藝春秋を訴えているわけで、今さらA子さん、B子さんに対象を変更するのは反感を招きかねません」(全国紙社会部記者) 苦戦が伝えられる松本サイドとしては、あの手この手で揺さぶりをかけるつもりのようだが、裁判官の心証に影響する可能性もある。 ’19年の俳優・新井浩文の強制性交裁判では、被害者女性が証言台に立った。裁判所は女性のプライバシーを最大限考慮し、氏名の特定を避けるため「Aさん」と呼び、法廷と別室を映像や音声でつなぐビデオリンク方式が採用された。 「それほど被害女性には細心の注意が払われます。世界的な“#MeToo運動”に加え、昨年には不同意わいせつ罪、不同意性交罪に呼称が変更され、要件が明確化されました。『被害女性の素性を公表しろ!』という物言いは逆効果になることも考えられます」(同・全国紙記者) 松本自身もすでに“墓穴”を掘っている。 1月5日にA子さんが『スピードワゴン』小沢一敬に送ったお礼LINEの内容が一部女性誌で報じられると、松本はその記事を引用した上で 《とうとう出たね。。。》 とXに投稿した。 「そのLINEがどういった意味を持つのか、どの女性からのメッセージなのかがわかっていなければ『とうとう出たね』とは言えないはず。一部報道では小沢と事前にやりとりしていたという話もある。松本側の代理人が主張する『A子さん、B子さんが誰か分からない』という理屈は通用しないのではないか」(スポーツ紙記者) 松本の上記投稿には主に女性から反発の声が多く上がった。それに加えて今回の“人定要求”。これ以上「松ちゃんに幻滅した」という声が出なければいいが……。
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