【山形】22年豪雨でため池決壊 高校生が防災の出前教室
YTS山形テレビ
おととし8月の豪雨でため池が決壊するなど大きな被害を受けた川西町で、防災について学んでいる高校生が小学校で出前教室を開きました。 防災の出前教室を開いたのは、県立米沢工業高校で防災や土木技術を学ぶ生徒7人です。 授業には川西町立小松小学校の5年生39人が参加。 町のハザードマップをもとに自宅や学校周辺の災害リスクの高い場所などを確認しました。 そして、高校生たちと一緒にそれぞれの避難場所を見つけたり、実際に災害が起きた時に起こりうる現象などを話し合ったりしていました。 【インタビュー】「避難所に逃げても安全じゃないということ実際に災害が起きたらそれを忘れないようにしたい」「自宅から避難するときに」橋が3本しかないから、それがなくなると逃げられなくなってしまうのでなくなる前に避難したいと思った」 また、小松地区に住む生徒は、おととし8月の豪雨で決壊したため池「鏡沼」について調査をした結果を発表しました。 「鏡沼のまわりはアスファルトが多くなってしまって、そこで水が吸い込まれずにそのままため池に流れてしまったため決壊してしまった」 決壊のメカニズムや対策工事の様子について写真やイラストを使って分かりやすく解説していました。 【インタビュー】「生まれ育った町なので、この町のみんなが安心安全に暮らせるようなことに役立てたならうれしい」 米沢工業高校では、今後も出前授業を続けていくとしています。