アンベールが過去3戦全敗だったフルカチュから初勝利で決勝進出「これまでと変えた点が2つある」 [ATPマルセイユ/テニス]
アンベールが過去3戦全敗だったフルカチュから初勝利で決勝進出「これまでと変えた点が2つある」 [ATPマルセイユ/テニス]
ATPツアー公式戦「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月5~11日/賞金総額80万1335ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのユーゴ・アンベール(フランス)がディフェンディング・チャンピオンで第1シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を6-4 6-4で下して地元優勝に王手をかけた。 ~オープン13プロバンスで地元優勝に王手をかけたアンベール選手~ ファーストサーブからのポイントを80%の高確率で取ったアンベールは試合を通して直面した3度のブレークポイントをすべてセーブし、各セットで掴んだ最初のチャンスをものにして1時間22分で過去3戦全敗だったフルカチュから初勝利を挙げた。 昨年11月にメスでツアー4勝目を挙げている25歳のアンベールは、室内ハードコートでの連勝を「7」に伸ばした。 「彼(フルカチュ)に対するここ2試合の敗戦から学んだから凄く満足している。これまでから変えたことは2つあって、ひとつは彼のサービスに触れることができないことがあっても受け入れたことだ。オーストラリアン・オープンではかなりイライラしたからね」とアンベールは試合後の記者会見で語った。 「もうひとつはもっと前に出て彼にパッシングショットを打たせることだ。メルボルンではベースラインでうまく打ち合えていたけど、相手も落ち着いて返球していたんだ。今回はよりプレッシャーをかけることができていたし、ボレーもよかったと思う」 アンベールは決勝で、第3シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-7(3) 6-4 7-6(5)で破って勝ち上がった第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。両者は2020年までに2度対決してディミトロフが2勝しているが、アンベールは過去4度のツアー決勝で全勝を誇っている。
テニスマガジン編集部