2匹の健康を考え、開館日の変更を決めた中原さん。手前は募金箱

　広島県のJR芸備線のローカル駅、志和口駅（広島市安佐北区白木町）に2代目ネコ駅長「やまと」と初代副駅長「ちどり」が就任して17日で1カ月。2匹がいる駅前のりょうま駅長記念館には1700人を超える人が訪れた。同館は、「連勤」で2匹に負担がかからないようにと、土日祝日の開館を19日から原則、日、火、金曜に改める。 駅長と副駅長の帽子をかぶることにも少し慣れてきたやまと㊧とちどり 　3月17日の就任式以降、仲良し兄弟を間近で見ようと、市内をはじめ関東や九州などからファンが来館。14日までに1713人に上った。感想をつづるノートには「癒やされました」「末永く活躍を」といった感謝やエールの言葉が並ぶ。 　芸備線で訪れる人も一定に見られ、館長の中原英起さん（78）は「にぎわいづくりの一助になっている」と喜ぶ。2匹の人懐こさは変わらず、駅長、副駅長の帽子も少しずつなじんできたが、中原さんは「まだ1歳。無理はさせたくない」と開館日の変更を決めた。 　館内では、2匹の病院代や餌代に充てる募金箱を設置。お金を包むための「お給料」袋も手前に用意している。開館時間は午前10時～午後3時。入場無料。中原さん☎090（4102）0075。