JO1、“特別なステージ”で行われる工夫を凝らしたパフォーマンス 代表的な3つを紹介
ライブを心から楽しむ気持ちが表れた「Born To Be Wild」
最後に挙げるのは、今年行われたアリーナツアー『2023 JO1 2ND AREANA LIVE TOUR ‘BEYOND THE DARK’』で披露された「Born To Be Wild」。メンバー全員が、心からライブを楽しんでいる姿が印象的だ。ライブの特別演出として、ディスコ風にアレンジ。YouTubeで公開されているライブ映像では、大阪公演ということもあり、メンバーのグリコポーズから曲がスタート。数名違ったポーズをしているメンバーにツッコミが入りながらも楽しげな雰囲気で楽曲が始まるのは、ライブの醍醐味だろう。「Born To Be Wild」は、2021年に開催されたJO1初の有観客単独ライブ『2021 JO1 LIVE "OPEN THE DOOR"』のオープニング曲だったが、当時は、金城碧海が活動休止中だったため、10人でのパフォーマンスとなった上にコロナ禍で、観客が歓声を出せないことから緊張感も感じられるステージだった。あれから2年が経ち、復帰した金城も含めて11人で、ライブでしか見せられないおちゃめなJO1を披露した。「いつまでも11人で笑い合っていてほしい」と、願ってやまない。 JO1の勢いは、まだまだ増すばかり。年末には、『第65回日本レコード大賞』授賞式と『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の出演をひかえている。どのようなステージを披露するのかはまだわからないが、JO1は、歌とダンスだけでなく、衣装やメンバーの表情、ビジュアルも魅力の一つ。いろいろな角度から、彼らのパフォーマンスを楽しんでいただきたい。
鈴木敦美