アインシュタインも懸念 減るミツバチ、冬の蜜源はクリスマス彩る〝あの花〟【長野】
クリスマスまであと1週間ほどとなりました。 15日から長野駅東口公園でクリスマスマーケットが始まります。 この日を彩るのがクリスマスローズ。 数が減っているミツバチにとって、この時期の大切な蜜源となっています。 「もしハチが地球上からいなくなると人間は4年以上は生きられない」 アインシュタインが残した言葉です。 ミツバチがいなくなると植物が受粉できなくなり、 育たなくなることで人間のくらしを脅かすという意味。 そのミツバチは・・・ ■更科養蜂苑代表 岡村美永子さん 「減ってきていると思う。ミツバチが蜜源としている植物は果樹とか人が栽培しているものも多いと思うけれど、 農家さんの高齢化などでリンゴの栽培とかやめてしまったりして、年々減ってきている」 減少の理由はダニや農薬、気候変動など様々ですが、 寒さが厳しい信州では、冬に咲く花が少なく、越冬できないことも大きな要因だといいます。 ■更科養蜂苑代表 岡村美永子さん 「大きな蜜源というのは冬場はできないけれど、 細かい花から少しでも蜜や花粉を採りに行くので、そういうのが増えていけばいいと思う」 蜜源の植物を外に植える事も支えになります。 ■更科養蜂苑代表 岡村美永子さん 「クリスマスローズは長い期間咲く花粉も飛ぶのでミツバチにとって良いと思う」 茅野市の蓼科高原バラクライングリッシュガーデンにありました。 「冬の貴婦人」とも呼ばれる純白の花。 クリスマスの時期に開花し、バラのように咲く姿からクリスマスローズと名付けられました。 ■蓼科高原バラクライングリッシュガーデン ケイ山田さん 「冬に咲くというのが一番の魅力。バラクラでは雪が降りますが、その雪の中をかき分けても咲いている。 もうひとつ大事なことはそこにハチが来るということ」 品種改良をし、赤やワインカラーなど7品種を販売しています。 花を植えて小さな命を守ることで、この先私たちの未来が変わるかもしれません。