ワタガシペア 負けて泣く東野に母がかけた言葉「2人が楽しんでいる姿を見られればいいから」
パリ五輪で2日に行われた3位決定戦で叙承宰、蔡侑玎組(韓国)を破り、2021年東京五輪に続いてバドミントン混合ダブルスの銅メダルを獲得した「ワタガシペア」こと渡辺勇大(27)、東野有紗(28)組=BIPROGY=が3日、記者会見に臨んだ。 【写真】歓喜の銅メダル 抱き合うワタガシ 東野有紗の目には涙が 東野はパリ会場まで応援に訪れていた母・洋美さんとのやりとりを明かした。 2021年の東京五輪で銅メダルに終わってから、金メダルだけを目標に戦ってきたが、1日の準決勝で敗退。東野は「まず準決勝で負けた日に、お母さんと唯一、電話したんですけど。ホントに負けて悔しい気持ちでいっぱいで、泣きながら電話して」と、洋美さんに電話せずにはいられなかったという。 そんな娘に母がかけた言葉は「やっぱり2人が楽しんでいる姿を見られればいいから、楽しんでやってほしい」。そのように言ってもらえたことは、東野が気持ちを切り替えて3位決定戦に向かう力になったようだ。 銅メダルを獲得した3位決定戦の後で会った時、洋美さんは「すごく泣いてくれて、喜んでくれました」という。東野は「金メダルを取れなくてホントにごめん」という気持ちでいっぱいだったというが、洋美さんがとても喜んでくれたことで、今は「自分自身、後悔はないかな」と思っていると話していた。