鬼怒川で6年ぶりの取水制限、上流ダムの貯水量減少で
栃木県や茨城県の一部に水を供給している鬼怒川の上流のダムで貯水量が減少していて、19日から6年ぶりとなる取水制限が行われています。 国土交通省関東地方整備局下館河川事務所によりますと、栃木県と茨城県を流れる鬼怒川の上流では先月、降水量が平年の60%にとどまるなど、雨が少ない状態が続いていて、4つあるダムの貯水量が減少しているということです。 23日午前0時時点の貯水率は、五十里ダムで22%、川俣ダムで55%、湯西川ダムで58%、川治ダムで84%で、4つのダム合計で60%となっています。 このため、鬼怒川では19日午前9時から10%の取水制限を始めました。鬼怒川で取水制限が行われるのは2018年以来6年ぶりです 下館河川事務所は「ただちに生活に影響はないものの、来月前半までは農業用水の利用も多いことから、節水を心がけてほしい」としています。