KANA-BOON「堺は『ただいまー』と言える大切な場所」
9月24日に堺の公園で凱旋ライブ「ヨイサヨイサのただいまつり!」
そんな思い出いっぱいの堺市は、KANA-BOONにとして大切な「出身地」。そこで、9月24日には同市の大浜公園でライブイベント「ヨイサヨイサのただいまつり!2018 in 堺」を開催する。 「自分たちにとって特別なイベントなので、自分たちとしても新しく生まれ変わって成長していきたいなという思いからやろうと思いました。イベントのネーミングは『凱旋』という意味もあります」と谷口はうれしそうに語る。 ライブではあるが、お祭りという位置づけもあり、当日は公園内に出店などもある。飯田は「家族連れのみなさんが来てくれたらいいなと思うんです。ライブハウスってそこまで大きくないし年齢小さいとなかなか来れないし。こういう機会にみんなで楽しみたいなと思います。これをちゃんとやらないと、次の全国ツアーとかできないと思うので」と力強く話していた。 このイベントはKANA-BOONにとっては2度目、4年前に1周年を記念して泉大津で開催、その時は、メジャーデビュー1周年だったため、まだ持ち歌が少なかった。しかし、今回は5周年での開催とあって「曲もたくさんあります」と気合十分。同市の「堺親善アーティスト」としての顔も持っており、多くの市民が開催を待ち望んでいる。
新曲「夜の窓辺から」への思い
そして、KANA-BOONの新曲「夜の窓辺から」も注目の一曲だ。この曲は先の地元イベントで歌おうと制作していた。しかし、その最中「大阪府北部地震」や「平成30年7月豪雨」という災害が起きた。ニュースを通じて被害状況を知るとともに「自分はミュージシャンとしてなにを歌うべきか考えるようになった」と谷口は語る。 どうしようもない悲しみ、苦しみ、寂しさ。自身も一人で曲作りの際「ものすごい孤独感」を抱えながら作り上げていく思いも重ねた。 「一人ひとり様々な思いを持つ人たちにとって、聴いてくれる人それぞれの自立した歌というか、心の中で聴いた人“その人だけの歌”になってほしいなという思いで、これから演奏もしていきたいです。ミドルテンポで力強いビートがあって、わりと変革的な曲なので」と力強く語る谷口と飯田。 10月からは全国47都道府県と台湾で行われる5周年にちなみ55公演行われるワンマンツアー「Let's go 55 ONE-MAAN!!」も、地元やファンの思いを胸に、しっかりと進んでいくことだろう。