千倉地区の花摘み露地畑に活気 南房総(千葉県)
厳寒期でも霜が降りない南房総市の千倉地区南部で、花畑のシーズンが始まった。それぞれの花畑では、観光客が色とりどりの花を摘んだり、写真撮影をしたりして、ひと足早い春を満喫している。 冬でも暖かな気候と華やかな眺めで、観光スポットとして有名な千倉の花畑。毎年1月上旬から3月下旬ごろまで見ごろを迎え、多くの観光客が訪れる。 地元の農家によると、昨季に続き今季も台風の影響がなく、温暖な日が続いたことから、生育は順調。開花が始まっているという。 同地区千田の複数の農家でつくる花畑では13日、ストックやキンセンカ、キンギョソウなどが花開き、訪れた人たちの目を楽しませていた。 毎年、家族で花摘みに来ているという印西市の40代女性は、「千倉は暖かくて、きれいな花と一緒に海の眺めを楽しめるところも良い。花は結構長持ちするので、持ち帰って飾るのが楽しみです」と満面の笑みだった。