韓国、半導体好調で12月1~20日の輸出6.8%増…15カ月連続増加の可能性
半導体輸出の好調などにより12月1~20日の輸出額は403億ドルで前年同期比6.8%増加した。輸出は11月から連続の増加だ。 韓国関税庁によると今月中旬までの輸出額は前年同期比で25億7000万ドル増加した。 操業日数を考慮した1日平均輸出額は25億2000万ドルで3.5%増えた。20日までの操業日数は16.0日で前年同期も15.5日より0.5日多かった。 輸出は先月まで14カ月連続成長を維持しているが、輸出増加率は8月の10.9%から下落し11月の1.4%まで4カ月連続鈍化している。 主要品目別では半導体が23.4%、自動車部品が8.9%、コンピュータ周辺機器が79.7%増えた。半導体輸出が全体で占める割合は20.4%で1年前より2.7ポイント上昇した。輸出の柱である乗用車は0.2%減少し、石油製品輸出は14.6%減った。 国別では中国向けが12.4%、米国向けが6.0%、欧州連合(EU)向けが28.3%、ベトナム向けが7.6%増え、香港向けは10.0%減った。中国、米国、EUの上位3地域への輸出の割合は50.6%を記録した。 この期間の輸入は390億ドルで7.5%増えた。半導体が27.8%、半導体製造装備が67.9%増え、原油が13.6%、ガスが13.1%、石炭が4.2%減った。国別では中国が15.0%、EUが12.4%、日本が21.8%増加し、米国が3.2%、オーストラリアが18.6%減少した。 この期間の貿易収支は13億4800万ドルの黒字を記録した。 産業通商資源部のチョ・インノ貿易政策官は「20日まで半導体、鉄鋼、自動車部品などが好調で輸出と1日平均輸出が増加した。12月全体でも半導体、無線通信、コンピュータなどIT品目を中心に15カ月連続輸出増の流れを継続すると期待される」と話した。