【ジャパンC】スターズオンアース復活へ僚馬2頭置き去り「ずいぶん上向いてきた」高柳瑞師
<ジャパンC:1週前追い切り> ジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)の1週前追い切りが14日、東西トレセンで行われた。昨年3着馬スターズオンアース(牝5、高柳瑞)は川田将雅騎手(39)を背に、美浦ウッドでの3頭併せで最先着。ドバイシーマC8着以来の一戦に向け、2冠牝馬がエンジンをふかした。 ◇ ◇ ◇ 相変わらずの迫力だ。スターズオンアースが馬なりで僚馬2頭をあっさり抜き去った。3頭併せの最後方。直線ではリプレゼント(古馬1勝クラス)に2馬身半、サルサロッサ(障害未勝利)に5馬身差をつけて最先着を果たした。 6ハロン81秒3-11秒3。この日、川田騎手と確認したかったのは体調面ともたれ癖。高柳瑞師は「おおむね、自分の感触とリンクしているようでした。体調面に関しては、先週追い切ったことでずいぶん上向いてきています」と順調ぶりを伝える。前走ドバイシーマC8着は外へと走りが流れて初めて3着を外した。課題を共有し、残り1週でさらなる上昇へとつなげる。 昨年3着はイクイノックス、リバティアイランドに次ぐ好結果だった。8カ月ぶりの実戦にはなるが、ブランクそのものは意識しなくてもよさそうだ。「昨年と比べても悪くないですよ」と師。22年の2冠牝馬。4着以下のない国内戦で、復活を遂げるか。【松田直樹】