「10日にも辞表提出」川勝平太知事「退職金だけで1億円超」辞職後は「リニア本、講演会」で悠々自適
静岡県の川勝平太県知事に逆風が吹き荒れている――。 川勝知事は4月1日、静岡県庁の新規採用職員向けの訓示で 「それでもリニアは通らない…」 失言辞任の川勝平太県静岡県知事が選挙で「無双しまくったワケ」 「県庁はシンクタンクです。毎日毎日、野菜を売ったり、あるいは牛の世話をしたり、あるいはモノを作ったりとかと違って、基本的に皆さま方は頭脳、知性の高い方たちです。ですからそれを磨く必要がありますね」 などと発言。批判が殺到すると、翌2日に突然6月の定例議会をもって辞職する意向を表明した。 川勝知事は’09年7月の初当選から、4期目の半ばで辞職表明となった。これまでに稼いだ金額は退職金だけで1億円を超えると試算される。 「県知事の任期は4年で、任期ごとに退職金約4000万円が支払われます。川勝知事は1期目は受け取っていませんが、2期目、3期目でそれぞれ退職金を受け取っています。今回は任期満了までに1年近く残していますが、それでも退職金は数千万円は支払われるでしょう」(地元マスコミ関係者) 知事の年収は推定2000万円はゆうに超える。ざっくり計算しただけでも、退職金総額1億円に、日々の月給、ボーナスを加えると 「在任中に3~4億円は稼いだことになります」(同・地元マスコミ関係者) という。 川勝知事といえば、’21年に 「御殿場にはコシヒカリしかない」 と暴言を吐き、辞職勧告決議を受けた。この時、自らにペナルティーを科すとして給与1ヵ月分と暮れのボーナスの合計約440万円を返上すると記者団に表明したが、実際は実行されていなかったことが、のちにわかった。 「マスコミにかぎつけられ、昨年7月に改めて給料返上すると表明しましたが、バレなかったら、そのままもらい続けていたでしょう。議会では知事と県議会最大会派であり最大野党の自民党との対立が先鋭化しており、知事は疑心暗鬼に陥っていた。 今回の失言でも、一報を伝えた読売新聞が『(内容を)切り取った』と主張し、最後まで譲りませんでしたよね。以前に比べて語気を荒らげたり、物事を冷静に見られなくなっていた。庁内ではかねて『川勝知事はもうもたない』とささやかれていました」(全国紙政治部記者) 辞任は唐突のように見えるが、川勝氏の“異変”を知る周囲からは「やっとか……」という声も聞こえてくる。 一方で、辞職後の生活は安泰だ――。 同知事は普段は静岡市内の知事公舎に住んでいるが、自宅は長野県軽井沢市の別荘地にある。雄大な自然に囲まれた敷地面積700坪の大豪邸。辞職後はここで悠々自適の老後を暮らすことになる。 「川勝知事は“6月辞任”をブチ上げ、案の定『ボーナス狙いだ』と批判されました。6月以降に辞任すれば、ボーナス320万円が満額支給されますからね。 ところが、ここにきて態度を一変させ、10日にも辞表を提出すると伝えられています。これ以上、汚名を重ねれば“再就職”にも影響が出ますからね」(前出・地元マスコミ関係者) すでにある出版社がリニア問題におけるJRとの“暗闘”をテーマに著書の執筆オファーを検討しているという情報もある。もともと学者出身の御仁だけに、物書きに抵抗はないだろう。 「講演会の依頼もあると思います。舌禍事件をたびたび起こしてきた川勝知事ですが、街頭演説をやれば、人だかりができるほど人気があった。 知事を辞めれば、発言が問題視されることも少なくなる。熱狂的支持者も多く、講演会のギャラは異例の3ケタスタートの可能性もあります」(ワイドショー関係者) 知事を辞めても、その発信力には注目が集まりそうだ――。
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