FC町田ゼルビア・鈴木準弥「結婚当初はニートだった」J1昇格に貢献、6年越しに結婚式も
FC町田ゼルビアのJ2優勝とJ1昇格に貢献した鈴木準弥選手は、清水エスパルスユースから早稲田大学に進学。大学時代はユニバーシアード日本代表としても活躍し、ドイツでプロデビューを果たしました。しかし、華やかな経歴から一転。帰国後は所属クラブがなく、「新婚だけどニート生活だった」と振り返ります。 【画像】「メディア初公開」新郎新婦のラブラブショット!お子さんたちとのファミリーウェディングの様子から、鈴木選手のかわいい少年時代の写真まで(全14枚) “ニート生活”を経てJ3からJ2、そしてJ1へと上り詰めるまでの紆余曲折や、サッカーに明け暮れた幼少期、FC町田ゼルビアを率いる黒田剛監督について伺いました。(全4回中の1回)
■「監督は勝負にこだわる姿を見せ続けてくれた」 ──J1・FC東京からJ2首位だったFC町田ゼルビアへ昨夏に加入後、月間ベストゴールにも選出されるなど、活躍されました。移籍の経緯と、チームにフィットするために心がけたことを教えてください。 鈴木さん:藤枝MYFC(当時J3)とブラウブリッツ秋田(J2)でプレーしたあと、待ちに待ってたどり着いたFC東京(J1)だったんですけど、FC東京では試合に出られていない時期が続いてて。出場したいという思いを持ちながら可能性を探っていたときに、FC町田ゼルビアから「どうですか」と話をいただきました。
J1という舞台からJ2にカテゴリーを下げることへの怖さもあったんですけど、自分にとって何が1番なのかを素直に考えたときに「試合に出たい」と思ったので。夏のタイミングで必要としてくれたこともうれしかったし、出場できる可能性は大きいんじゃないかと思って、早めに移籍を決断しました。 フィットするために特別なことはしてないんですけど、もう本当にがむしゃらにやりました。「俺はJ1から来たぜ!」みたいな気持ちじゃなくて、試合に出たいんだ、出るんだということを全面に出して、監督やチームが求めていることは何なのかを早く理解して、それを少し大げさに表現するようにしました。「もう理解してるんだな」や「フィットしようとしてるな」などを感じてもらえるようには意識しましたね。