柔道女子のパリ五輪代表・新添左季「意外と自分でもできるかも」…アジア選手権Vで払しょくした苦手意識
柔道女子70キロ級でパリ五輪代表の新添左季(自衛隊)が23日、優勝したアジア選手権(香港)から羽田空港に帰国した。「今回の一番の目的が、優勝してパリ五輪に勢いをつけることだった。その目標を達成できた」と笑顔だった。 今大会は初戦から3試合全て寝技で制した。寝技はこれまで苦手意識が強かったというが「意外と自分でもできるかもしれないと自信がついた」と手応え。ここ数年は練習でも取り組むようになり「自分なりに頑張ってきたつもりなので、それが結果として出たので良かった」と胸を張った。 昨年5月の世界選手権で金メダルを獲得し、五輪代表に内定したが、その後は優勝がなかった。五輪前最後の実戦を勝利で終え「少しばかり不安を抱いていたので、それが払拭できた」と安ど。本番に向け「立ち技の面で課題もたくさんあるけど、徐々に修正して照準を合わせていけたら」と表情を引き締めた。
報知新聞社