「エンジン出力が100%から60%まで低下」 海保機の不時着事故 運輸安全委員会が経過報告 大分
大分放送
去年4月、大分県宇佐市に海上保安庁の小型飛行機が不時着した事故について、国の運輸安全委員会は、調査の経過報告を発表しました。 【写真を見る】「エンジン出力が100%から60%まで低下」 海保機の不時着事故 運輸安全委員会が経過報告 大分 この事故は、去年4月、訓練飛行していた海上保安学校の小型機が、宇佐市松崎の麦畑に不時着し、搭乗していた2人が軽いけがをしたものです。 国土交通省は「航空事故」と認定し、運輸安全委員会から派遣された調査官2人が聞き取り調査などを行っていて、28日、経過報告が発表されました。 報告によると事故当時、小型機はエンジン出力が100%から60%まで低下して、高度が維持できないまま、下がり続けたため、不時着することになったということです。 出力が低下した原因については、現在も調査が進められています。調査には機体やエンジンを設計・製造したアメリカとドイツの代表も参加していて、運輸安全委員会は引き続き、事故の原因を調べています。
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