カビが生えたお餅、カビの部分を取り除けば食べられる?長くて数か月…お餅が長持ちする保存方法も解説
お正月はお雑煮や磯部焼き、おしるこなど、お餅を食べる機会が多いですよね。ただなかなか食べ切れず、気づいたらカビが生えてしまったという経験はありませんか?今回は正しい保存方法と、お餅をおいしく食べるアレンジレシピをご紹介します。 【写真】カビが生えたお餅、カビの部分を取り除けば食べられる?長くて数か月…お餅が長持ちする保存方法も解説 ■お餅が長持ちする保存方法とは? 子供から大人まで大好きなお餅。お餅を食べることをお正月の楽しみの一つと感じている人も多いのではないでしょうか。ただ難点なのが、意外に日持ちがせず、すぐにカビが生えてしまうこと。カビは「栄養」「水分」「酸素」「温度」が揃うと発生しやすいと言われています。特にでんぷんや糖分が大好物なので、食品の中でもお餅やパン、ケーキなどはカビが発生しやすいのです。ではどのように保存をすればいいのでしょうか? 個包装になっている市販のお餅は常温で保存できますが、手作りのお餅や鏡餅などは、冷蔵庫に入れて保存しましょう。ポイントは一つづつぴっちりとラップに包んで、ジップ付き袋に入れて空気を抜いて保存をすること。乾燥を防ぎ、なるべく酸素に触れさせないようにするためです。 冷蔵庫に入れると1~2週間程度、冷凍庫だと数ヶ月もちますよ。お餅は冷凍をしてもあまり食感などが変わらない為、食べ切れるかどうかが心配な場合は冷凍保存がおすすめです。 ■カビが生えたお餅は食べられる? 冷蔵保存や冷凍保存をすることでカビの発生を遅らせることができますが、どうしても防ぎきれないことも。カビが生えた部分だけ削って食べれば問題ないのでしょうか? 実は表面だけにカビが見えていたとしても、中まで菌が浸透していることも。最悪の場合、食中毒の原因になることもあります。その為、カビが生えてしまったお餅は、もったいないですが丸ごと廃棄するのが無難です。 ■切り餅を活用!鶏肉と里芋の簡単おこわ お餅がいくらおいしいとはいえ、毎日食べると飽きてしまうもの。そこで今回は切り餅を使ったアレンジレシピをご紹介します。普段の炊き込みご飯に一口大に切った切り餅を加えると、モチモチとしたおこわのような食感に。今回は鶏肉と里芋で作りましたが、栗やさつまいも、豚肉などで作ってもおいしいですよ。 鶏肉と里芋の簡単おこわ <材料> 米 2合 切り餅 2個(70g程度) 鶏もも肉 1/2枚 里芋 2個 しょうゆ 大さじ2と1/2 酒 大さじ2 みりん 大さじ1 白 ごま お好みで ①切り餅、鶏もも肉、里芋を一口大に切る。 ②炊飯器に洗った米と調味料入れ、目盛まで水を加えてさっと混ぜる。残りの食材を散らし、炊飯する。 ③炊き上がったらすぐにしゃもじで混ぜる。お好みで白ごまをふる。 <参考文献> 東京都保健医療局 カビQ&A
和田 梓