トルコでロープウェイ事故 支柱にゴンドラ激突1人死亡
アンタルヤ、トルコ、4月15日 (AP) ― ラマダン月の終了を祝うイスラム教徒で賑わうトルコ南部の地中海に面した観光地アンタルヤ郊外のロープウェイで4月12日午後5時30分ごろ、ゴンドラが支柱に激突し他衝撃でドアが開き、1人が転落して死亡、子ども2人を含む9人が負傷した。 事故当時16台のロープウェイには、130人以上の客が乗っており、困難な状況下で救出作業が続けられたが、最後の40人以上は救出されるまでの約19時間、宙ぶらりんの状態でゴンドラの中に閉じ込められていた。 トルコ国営通信社によれば、この事故で死亡したのは54歳のトルコ国籍の男性で、トルコ国籍の6人と、2人の子どもを含むキルギス国籍の3人の合計9人が負傷した。 救助活動には首相府防災危機管理庁、沿岸警備隊、消防と山岳チームなど543人の各種隊員の他に、ヘリコプター7機が投入され、作業は12日の夕方から夜を徹して翌朝まで続けられた。 12日は、イスラム教の断食月明けを祝う3連休の最終日で、家族連れが海辺のリゾート地に集まっていた。 2017年に完成したロープウェイは、コンヤアルティ海岸から標高618メートルのトゥネクテペ山頂にあるレストランと展望台まで観光客を運ぶ人気アトラクションで、年明けごとに大規模な点検を受けるほか、年間を通して定期点検を受けている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)