メキシコ、移民取り締まり継続へ=外相
David Alire Garcia Raul Cortes [メキシコ市 8日 ロイター] - メキシコのデラフエンテ外相は8日の記者会見で、自国から米国への移民を阻止する現在の措置を継続すると表明した。不法移民の取り締まり強化を唱えるトランプ氏が米大統領選で勝利したのを受けた発言。 デラフエンテ氏は、国境で米当局に拘束された移民の数は昨年12月から76%減っており、メキシコの対策は機能していると強調した。 メキシコのシェインバウム大統領は同じ記者会見で、7日にトランプ氏に初めて電話し、国境問題について話したことを確認。「彼(トランプ氏)は国境問題を提起し(中略)、私は『確かに国境の問題はあるが、対話の余地があるだろう』と述べた」と語り、会話は「非常に友好的」だったと説明した。 メキシコは今年初めから密かに米国移民の取り締まりを実施。国外からメキシコ経由で米国を目指す人々をバスや飛行機で南方へ移送するプログラムを拡大するなどしている。