“Gグローブ賞”主演女優賞で脚光浴びるアンナ・サワイとは?ガールズグループ卒業後“ワイスピ”にも出演<SHOGUN 将軍>
真田広之がプロデューサー・主演を務めたドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」が、1月6日(日本時間)に米ロサンゼルスで授賞式が行われた「第82回ゴールデングローブ賞」でテレビドラマ部門の作品賞・主演男優賞(真田)・主演女優賞(アンナ・サワイ)・助演男優賞(浅野忠信)の4部門を受賞する快挙を達成。本作で主演女優賞を獲得したのが、澤井杏奈の名でも活動していたアンナ・サワイだ。日本でガールズグループ・FAKYのリーダーAnnaとしても活動していたサワイの軌跡を振り返る。 【写真】スタイルも抜群!ミニ丈のスカート姿がキュートなアンナ・サワイ(中央) ■“細川ガラシャ”からインスパイアされた女性を熱演 「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス「スター」にて全話独占配信中)は、ジェームズ・クラベルが日本の戦国時代を舞台に書いた小説「SHOGUN」をハリウッドでドラマ化した作品。吉井虎永役で主演を務める真田はプロデューサーにも名を連ねている。 2024年に配信された同作はスケール感やストーリーはもちろん、“正しく描かれた日本感”が、世界、そして日本人にも衝撃を与え話題に。中でも注目されていたのが、細川ガラシャからインスパイアされた人物・戸田鞠子を演じたアンナ・サワイだ。 鞠子はキリシタンの心と侍の心の両方を併せ持った人物で、繊細でありながら芯の強さを持つ女性。通訳として流ちょうな英語を話し、殺陣も披露。凛とした佇まいは、画面に登場するとパッと目を引く存在だ。 サワイは1992年にニュージーランドで生まれた。幼少期を香港やフィリピンなどで過ごした後、日本に移住。2004年にミュージカル「アニー」で舞台デビューし、2009年には韓国の歌手Rain(ピ)が主演を務めたアメリカ映画「ニンジャ・アサシン」でハリウッドデビューを果たす。 2012年には5人組のボーカルグループ「ARA」のメンバーとして音楽活動を行い、2013年にはFAKYのリーダー・Annaとして再デビュー。その後、俳優としての夢を追うために2018年にグループを卒業し、翌2019年にアメリカの芸能事務所と契約を結んだ。 俳優に専念してからの躍進ぶりは目覚ましく、同年イギリスBBCのクライムドラマ「Giri / Haji」に出演。この作品では「SHOGUN 将軍」にも出演している平岳大と共演した。 ■“ワイスピ”でヴィン・ディーゼルと共演! そして2021年には、“ワイスピ”こと人気シリーズ「ワイルド・スピード」の9作目となる「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に新ファミリー・エル役で出演。ヴィン・ディーゼルらと共演を果たす。 アメリカを拠点にした2019年から、作品ごとにしっかりと爪痕を残し、俳優としてステップアップしてきたサワイ。 「SHOGUN 将軍」でも視聴者の記憶に残る演技を見せ、配信開始時より「本当に時代劇初出演なの?」「毎回、鞠子殿が魅力的。容姿も話し方も美しい」「アンナ・サワイさんのなぎなたアクションが素晴らしくかっこいい」など、SNS上には賛辞の言葉があふれていた。 同作は、2024年9月に受賞式が行われた米国テレビ界の“アカデミー賞”ともいわれる最高峰の賞「第76回エミー賞」にて作品賞、主演男優賞(真田)など18部門を受賞。サワイも主演女優賞を獲得した。 「エミー賞」「ゴールデングローブ賞」両賞で主演女優賞を獲得し、さらに脚光を浴びることになったサワイ。今後の活躍に注目だ。