オリックス・宮城大弥、曽谷と「2人で30勝」誓った
オリックス・宮城大弥投手(23)が21日、曽谷龍平投手(24)、球団OBの能見篤史氏(45)と大阪市内でトークショーに出演した。今季チームトップタイの7勝をマークした左腕は来季、同じく7勝を挙げた曽谷と2人合わせて30勝を挙げてV奪還に導くことを誓った。 ビシッとスーツ姿で決めた宮城は、優勝のために高いノルマを設定した。 「(曽谷と)2人で15勝ずつできて、30勝すればある程度、貯金もできる。チームも今年の順位にはいないと思うので。そこを目指したい」 リーグ4連覇を目指した今季は5位に沈んだ。5年目でエースとして期待されたが、けがでの離脱も影響してチームトップタイの7勝を挙げながら9敗。防御率1・91は自己最多の13勝をマークした2021年の同2・51を上回るも打線の援護がなく、初めて〝借金〟を背負い「(来季は)負けを少なく」と力を込めた。 2年目の曽谷はルーキーイヤーの1勝から7勝(11敗)、防御率2・34と飛躍。来季に向けて後輩が掲げた「2人で30勝」という目標に「頑張るだけ」と呼応した。今季のチームは63勝77敗3分け。来季、ダブル左腕が今季の2倍以上となる合わせて30勝を挙げれば、V奪還はぐっと近づく。 トークショーに参加した球団OBで日本代表『侍ジャパン』の投手コーチに就任した能見氏を前に、代表入りに意欲を示したダブル左腕。まずは先発陣の両輪としてチームを再び頂点へと押し上げる。(織原祥平)