あなたの知らない札幌《酒ミュージアム》前編 昭和の女優たち宣伝の歴史
醸造の様子を表現したフィギュアが発掘された
酒ミュージアムの玄関横には、過去に使用していた醸造用の道具とともに、醸造の様子を表現したフィギュアが9種類展示されています。この施設ではオープン当初から「酒造りに関する資料を展示する」というコンセプトがあったのですが、このフィギュアはオープン時にはなかったものです。 実は、数年前に工場地下を整理したときに発見されたものでして、詳しい制作年はわかっていないのですがかなり古いものだと推測しています。しかし、今でも大吟醸など手作りの日本酒に関しては同様の作り方をしているので、“札幌の地酒”の歴史そのものと言っていいフィギュアだと思います。 また、玄関を入ってすぐに「あるもの」が出迎えてくれます。この「あるもの」こそが、日本清酒が札幌で日本酒を造り続ける大きな理由なのです。 (後編へ続く)