乾式貯蔵施設を審査申請 女川原発2号機で東北電力
東北電力は28日、女川原発2号機(宮城県)の使用済み核燃料を敷地内に一時保管する乾式貯蔵施設の新設を、原子力規制委員会に審査申請した。金属容器に入れた燃料を鉄筋コンクリート製の建屋で保管し、空気の自然対流で冷却する。建屋は2棟建設し、2028年3月と32年6月に運用開始する方針。 東北電は2号機を今年9月ごろに再稼働する想定だが、再稼働後4年程度で使用済み燃料プール(上限1680体)が満杯になる見込み。新設する施設の容量は2棟合わせて最大1380体で、26年5月から順次着工する。 東北電は「地域の皆さまから理解をいただけるよう丁寧な情報発信に努める」としている。