記者会見に出席した米国代表・ソーシア監督

　野球の国際大会「第3回プレミア12」に出場している米国代表が20日、東京ドームで公式練習を行った。 　21日のスーパーラウンドで侍ジャパンと対戦する米国代表のマイク・ソーシア監督（65）は練習後、会見に出席。日本戦に向け、「基礎、基本がしっかりとできている素晴らしいチーム。ディフェンスもいいし、素晴らしいラインアップを組んできている。チーム全体が危険なチーム。相手がどんなプレーをするかではなく、我々がそのチームに対してどんなプレーをするかということ。だから自分たちのプレーを出せればいい」と警戒感を強めた。 　ソーシア監督は、2000年から18年までエンゼルスを指揮。ドジャース・大谷翔平投手（30）のメジャー1年目はともに戦った間柄。昨年3月WBC決勝以来となる日本戦に向けてコメントを求められると「大谷は出ませんよね？　じゃあ大丈夫だ」とジョークで報道陣を笑わせた。 　今季、大谷は前人未到の「54本塁打―59盗塁」の偉業を達成し、3度目のMVP受賞が確実視されている。入団当初から大谷がこれほど活躍すると思っていたかの問いには「1年しか選手として見ていないが、大谷選手をリクルートするプロセスに関わっていた。入団前から大変自信あふれる選手で身体能力は突出する素晴らしいものがあった」と振り返った。 　その上で「もちろん彼がこのような大きな偉業を成し遂げる選手になるのは予見していた。ただ、いつというのは分からなかったが、こんなに早く素晴らしい偉業を達成したというのは自分たちにとってもうれしいことで、本当にすごいこと」と最敬礼していた。