甘い香り、カリンの実収穫 12日は「地始凍」
12日は七十二候の一つ「地始凍」。冬の冷気の中で大地が凍り始める頃とされる。八戸市田向2丁目の千葉幼稚園(岡本潤子園長)では11日、この時期に熟すカリンの実を収穫し、園児たちが甘い香りを放つ秋の実りを楽しんだ。 園庭に植えられたカリンの収穫は恒例行事で、例年200個以上の実が取れる。蜂蜜漬けのシロップに加工し、1年後にジュースとして味わうという。 年長の苫米地咲月ちゃん(5)は「実は硬いけど簡単に取れた。甘い匂いがして、ジュースを飲むのが楽しみ」と笑顔を見せた。 青森地方気象台によると、今週の青森県内は曇りがちの天候で、気温は上下する見込み。また、最低気温5度未満の寒い日が続くと予想され、健康管理に留意するよう呼びかけている。
デーリー東北新聞社