保釈中に公務執行妨害事件の公判に出頭しなかったとして、佐賀県警は13日、刑事訴訟法違反(公判期日への不出頭)の疑いで、住所不定、指定暴力団道仁会系組員(25)を逮捕した。
昨年11月施行の改正刑訴法で、保釈中の被告が裁判所からの呼び出しに対して公判期日に来ない「不出頭罪」を定めている。県内で摘発されるのは初めてとなる。
逮捕容疑は2月13日、佐賀地裁で予定されていた公務執行妨害事件の公判に出頭しなかった疑い。県警によると、容疑者は黙秘している。
県警によると、容疑者は昨年12月、警察官に対する公務執行妨害の疑いで逮捕され、起訴後の今年2月に保釈決定が出ていた。