米村知希インタビュー「初のキラキラでフレッシュな新人役は新鮮だった」
電子コミック大賞2021BL部門賞を受賞して話題となった、楢島さちの大人気BL漫画が原作のドラマ「コスメティック・プレイラバー」(フジテレビ)が8月5日より放送開始。本作は、メンズ美容部員の奥野壮演じる間宮棗と豊田裕大演じる佐橋斗真の2人が、仕事で高め合いながらもお互いにひかれていく様子を丁寧に描いた作品だ。 TVガイドWebでは、そんな2人の後輩である春川汰一役・米村知希さんにインタビュー。本作の魅力はもちろん、撮影現場でのエピソードや米村さんのパーソナルな部分についても話を伺った。
――まず初めに、本作はどんな物語になっていますか? 「主人公が美容部員の棗と斗真で、お店で“W王子”と呼ばれる2人のラブストーリーになります。僕が演じる春川汰一という役は2人の後輩で、真面目で仕事に真っすぐな反面、ちょっとおっちょこちょいなところがある愛されキャラという感じです。少し抜けているけれど、それは頑張っているからこその部分というか…。仕事に真っすぐなところも含めて魅力的だなと思います」
――演じる春川とご自身が重なる部分、反対にそうではない部分はありますか? 「真面目という点においては、自分も周りの方からよく言われることなので似ているなと感じながら演じていました。違う部分としては、うーん、自分はあんまりおっちょこちょいなところはない…いや、もしかしたらあるのかな…(笑)? 自分自身ではないと思っている部分なので、お芝居をするのが新鮮で楽しかったです」 ――ちなみに、ご自身の性格については、どんなタイプだと思いますか? 「真面目とか優しいって言われることが多いのですが、考え過ぎるところはあるかもしれないです。実際、『あんまり考え過ぎない方がいいよ』と言われることも多くて。悩んだ時などはちょっと考え込んでしまうタイプではありますね」
――では春川から見て、棗と斗真はどんなキャラクターだと思いますか? 「まず棗は、たぶん春川くんが1番モデルにしているというか、こういうふうになりたいなって憧れている先輩なのかなと。あとは、真面目過ぎる部分もあるように感じます。斗真も憧れの先輩の1人ではあると思うのですが、棗とはまた違う憧れなんじゃないかな。何でも完璧にできる“推し”みたいな…」 ――そんな棗と斗真を演じる奥野さんと豊田さんとの、現場での交流はいかがでしたか? 「奥野さんとのシーンが1番多かったのですが、お芝居をするたびに『もうちょっとこうした方がいいんじゃない?』とか『こういうふうにしたら良くなるんじゃない?』と具体的なアドバイスをくださって。今後お芝居を続けていく上でもためになりましたし、とても助けていただきました。そして、豊田さんは本当にストイックな方でした。撮影に入る前に本読みがあったのですが、その時点ですでにご自身の中に斗真という役をしっかりお持ちで、現場に入ってからも、豊田さんは常にお芝居の話をされている印象です。休憩時間にはお二人とお仕事以外のお話もさせていただいて。この業界に入った経緯や『そういう考えもあるのか…!』と思うようなお話を聞くこともできたので、とても勉強になりましたし、なにより楽しかったです」 ――米村さんは現場などで自分から積極的に話し掛けにいけるタイプですか? 「元々このお仕事を始める前は、どちらかというと内気で、あまり自分から話し掛けられるタイプではなかったんです。でも特にドラマの現場とかだと、やっぱりコミュニケーションって大事じゃないですか。なのでこのお仕事を始めてからは、積極的にタイミングを探して、話し掛けにいくようになりました」