加藤愛が行く!岐阜・多治見市の『中華亭の中華そば』を調査! 創業75年「ザ・中華そば」の味とビジュアルで毎日完売する愛されフード
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフードを加藤愛が全力で調査します。今回は、『岐阜・多治見市』の『中華亭の中華そば』です。 【動画はコチラ】ほぼ岐阜・多治見市だけ愛されフード『中華亭の中華そば』をいただきます!【愛されフード】
出汁の風味にほっこり&肉好きにはうれしい多めのチャーシュー
聞き込みによると、『中華亭の中華そば』は昔ながらのしょう油味。多治見市内に2軒あって、そこで食べられるのは「ほぼ中華そばのみ」とのこと。 おじゃましたのは『中華亭本店』。お目当ての『中華そば』が登場すると、「ザ・中華そばという見た目ですね! おいしそ~」と愛ちゃん。しょう油ベースのスープに、具はチャーシューと海苔とメンマとネギです。まずは、透き通ったスープをいただくと「出汁がきいて、染み渡る感じです」とほっこりした様子。そして、麺を食べると「しっかりスープの出汁が麺に絡まっています。ちょっとやわらかい、やさしい感じ」と味わい、さらに「チャーシューがたくさん入っていて、肉好きにはうれしいです」と堪能しました。
「昔から多治見の味」「飽きの来ない味」と地元の人たち大絶賛!
麺は、市内の製麺所で特注している中細麺。スープは、カツオと昆布と鶏ガラを10時間ほど弱火でじっくり煮込んだ出汁に、2~3時間かけて作るチャーシューのしょう油の煮汁を合わせます。トッピングは、自家製チャーシューとネギ、メンマ、海苔。このシンプルで昔ながらの中華そばを求めてやってくるお客さんで、店内はいつも賑わっています。「昔から多治見の味」「麺が好きなのと、おつゆがおいしい」「飽きの来ない味」といった声が聞かれました。多い日で200食ほど準備するそうですが、毎日午後2時頃には麺が売り切れ、店は終了という具合です。
創業75年! これから3代目が目指すのは?
『中華亭』は昭和24年に屋台から始め、2年後には店を構えて、現在は2代目と3代目の親子が店を守っています。3代目は子どもの頃、夏休みの課題で祖父である初代に店の歴史をインタビューしたことがあり、「今の味を作るために、毎日違う屋台に通った」といった貴重な話も聞いたとか。そうして作り上げた『中華そば』はシンプルゆえにまたすぐにでも食べたくなる飽きない味で、長年、この一品で営業。そのため、お客さんは注文いらずで、席に座れば『中華そば』が出てくるスタイルでした。今もメニューの内容はとてもシンプルで、中華そばの他にはチャーシューを多めにのせた"チャーシュー麺"。それぞれ大盛りはありますが、麺類はこの2種類のみ。 ご飯ものはライスの大・小と、3代目がチャーシューの切れ端の有効利用として作った"チャーシュー丼"です。愛ちゃんも味わったこの丼は、切れ端の味の濃さとご飯との相性がいい一品でした。 これからの『中華亭』を担う3代目は、「できる限り同じもので、同じスタイルでできるだけ長く続けていきたい。なかなかラーメン店で100年続くのは聞いたことがないので、それを目指してやっていこうと思います」と語りました。 (CBCテレビ「チャント!」10月18日(金)放送より)
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