クレカタッチ決済で運賃半額 熊本市電で一日限定
熊本朝日放送
8月1日に開業100周年を迎える熊本市電で、50日前記念のキャンペーンが実施されました。 木脇みなみ記者 「クレジットカードのタッチ決済で支払うと、半額の90円で市電に乗ることができます」 12日の始発から終電まで、1日限定で、クレジットカードの決済に限って半額とする取り組みです。 熊本県内では、民間バスなどが運賃の支払い方法の変更を発表しましたが、熊本市電でも、2026年4月から全国共通の交通系ICカードによる決済を廃止し、地域型のくまモンのICカードやクレジットカードのタッチ決済などでの対応となります。 その周知の一環として実施された今回のキャンペーンで、タッチ決済を利用した人は― 「(普段は)交通系の地場のバスしか使えないICカードを使っています。Suicaが使えるエリアとそうじゃないエリアがあるので、クレジットカードなら一括、全国共通でいけるのでいいかなと思います」 「ずっとSUGOCAで乗っていたので、使いにくくなるなと思うんですけど、今カードで払ってみたらやりやすかったので、カードでもいいかなと思いました」 一方、高校生や高齢者からは、次のような意見も。 「半額なら利用したいなと思うんですけど、(高校生で)まだクレジットカードを作れないので」 「クレジットカードをもう整理したんですよ。年寄りには今まで通りがいいと思います」 市電では、クレジットカードでタッチ決済できる機器を去年4月に導入しましたが、今年3月までの利用者のべ1008万人あまりのうち、クレジットカードで決済をした人はわずか1%でした。 熊本市交通局は「より一層の周知に取り組む」とし、8月1日にも同様のイベントを予定しているとしています。