清宮海斗

◆プロレスリング・ノア「ＧＲＡＮＤ　ＳＨＩＰ　２０２４　ｉｎ　ＹＯＫＯＨＡＭＡ」（１６日、横浜ＢＵＮＴＡＩ）観衆１８１５ 　プロレスリング・ノアは１６日、横浜ＢＵＮＴＡＩで「ＧＲＡＮＤ　ＳＨＩＰ　２０２４　ｉｎ　ＹＯＫＯＨＡＭＡ」を開催した。 　メインイベントのＧＨＣヘビー級選手権試合で王者・清宮海斗が挑戦者で新日本プロレス「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」ゲイブ・キッドと初防衛戦を行った。 　５・４日本武道館での「ＡＬＬ　ＴＯＧＥＴＨＥＲ」の試合後にゲイブに襲撃されＧＨＣベルトを強奪された清宮。６・９後楽園大会のでタッグマッチでの前哨戦では大流血に追い込まれ両者リングアウトとなったが、試合後にベルトは取り戻した。 　遺恨劇の決着戦は、場外乱戦で清宮が流血。ゲイブは、外国人リングアナウンサーのＧ―ｍａｎアナを暴行しブレーンバスターで投げ捨て失神に追い込む暴挙を敢行した。 　さらに出血する清宮の額へかみつき攻撃などやりたい放題。ブーイングと清宮への「海斗コール」が交錯するアリーナで清宮はエプロンで背後からのドロップキックで鉄柱に額を打ち付けさせると、投げっぱなしのタイガースープレックスで攻勢に出た。 　ゲイブも大流血に追い込まれ両者が血と血で洗うような凄惨（せいさん）なリング。投げっぱなしジャーマンの応酬からゲイブがラリアットで攻めれば清宮も敵を抱えたまま脳天を落とす荒技で張り合った。 　さらに張り手合戦へ発展すると、場外へ落ちたゲイブへ清宮はトぺ・コンヒーロを敢行しダウンを奪った。リングへ戻ると清宮は雪崩式のタイガースープレックスでカウント２まで追い込んだ。シャイニングウイザードでとどめを刺しに行ったがゲイブが右足を受け止め張り手で逆転。清宮はエルボーで打開すると、後頭部へのシャイニングウイザードから顔面への変型シャイニングでついに宿敵からカウント３を奪った。 　ベルトを掲げ観客の拍手を浴びた清宮は「横浜ＢＵＮＴＡＩありがとうございます！」とファンに感謝。「海斗コール」が注がれる中、「俺は今のノアに誇りがあります。清宮の戦いでノアが一番だって誇ってもらえる戦いをします」革命はまだまだこれからです」と訴えると、昨年９月から英国へ海外武者修行中だった稲村愛輝ことＹＯＩＣＨＩがサプライズ登場した。 　マイクを奪ったＹＯＩＣＨＩは「清宮海斗、久しぶりだな」とあいさつし「今、俺がこの場所に戻ってきたことはわかるよな？次は俺だ。ＹＯＩＣＨＩが挑戦するぜ」とＧＨＣ挑戦を表明した。 　突然の挑戦状に清宮は「海外から戻ってきてすぐにとれるほどこのベルトは甘くないぞ。ＧＨＣ挑戦、１００年早いんだよ」と切り捨てたが「気持ちだけは認めてやるよ。とれるもんなら俺からとってみろ」と受諾。これにＹＯＩＣＨＩは、無双で投げ捨て王者をＫＯした。 　バックステージでＹＯＩＣＩは「リングで言った通り生ぬるい革命家気取った清宮海斗をぶっ倒して新しいノアの夜明けを始める」と宣言。対する清宮は、ダメージの影響で座り込んで「ノアの一番いいところでノアにとって一番いい場所でお前に一番の恥かかしてやるよ！やってやるよ！」と７・１３日本武道館で挑戦を受けることを宣言した。 　◆６・１６横浜ＢＵＮＴＡＩ全成績 　▼メインイベント・ＧＨＣヘビー級選手権試合 ○王者・清宮海斗（２７分５５秒、変型シャイニングウイザード→片エビ固め）挑戦者・ゲイブ・キッド● 　▼ＧＨＣタッグ選手権試合 挑戦者組・丸藤正道、○杉浦貴（１７分４６秒、オリンピック予選スラム→体固め）王者組・ジャック・モリス、アンソニー・グリーン● 　▼ＧＨＣジュニアヘビー級選手権試合 ○王者・ダガ（１４分４０秒、ディアブロウイングス→エビ固め）挑戦者・スターボーイ・チャーリー● 　▼第７試合・タッグマッチ 小川良成、○佐々木憂流迦（１３分２６秒、変型ヒールホールド）ＨＡＹＡＴＡ●、大岩陵平 　▼第６試合・６人タッグマッチ ○ジェイク・リー、ＹＯ―ＨＥＹ、タダスケ（１１分０２秒、Ｆ．Ｂ．Ｓ）拳王、アレハンドロ、クリストバル● 　▼第５試合・シングルマッチ ○彩羽匠（１１分２７秒、ランニングスリー→エビ固め）愚零闘咲夜● 　▼第４試合・６人タッグマッチ ○ＡＭＡＫＵＳＡ、大原はじめ、宮脇純太（９分１１秒、開国→片エビ固め）近藤修司、Ｅｉｔａ、大和田侑● 　▼第３試合・タッグマッチ 谷口周平、○タイタス・アレクサンダー（１１分５６秒、ビッグアグリー）マサ北宮、稲葉大樹● 　▼第２試合・１０人タッグマッチ ○クリス・ヴァイス、菅原拓也、永尾颯樹、ヤス久保田、ヒデ久保田（８分２５秒、パッケージパイルドライバー→片エビ固め）潮崎豪、小峠篤司、齋藤彰俊、モハメド　ヨネ、Ｈｉ６９● 　▼第１試合・３ＷＡＹマッチ ○ＬＪ・クリアリー（７分２４秒、牛殺し→片エビ固め）スペル・クレイジー● ※残りはニンジャ・マック