クジラ「淀ちゃん」処理費用が約8000万円 契約上の問題調査へ 試算額が約3700万円→約8000万円に引き上げ 大阪市
去年、大阪湾で死んだクジラ「淀ちゃん」の処理について、大阪市は業者との契約に問題がなかったか調査を始めました。 去年1月、淀川の河口付近で見つかり「淀ちゃん」の愛称で呼ばれたクジラは、その後死んだため、紀伊半島沖に沈められました。 大阪市によりますと、市内の海運業者に処分を依頼、費用についてはあとで協議することになっていました。 市は去年3月初めに費用を3774万円と試算しましたが業者は8625万円を提示、その後、市側の試算額が8063万円に引き上げられ、結局8019万円で契約されたということです。 大阪市はこうした手続きに問題がなかったかどうか調査を始めました。 (大阪市横山英幸市長) 「積算の上で見積もりが取るのが難しい業務に関しては、一定事業者側と協議して、当然工期を持って積算して契約してという話ですので、適正に進んできたと私も受け止めてはいます。一方、いろいろお話も出てますから、しっかりチェックしてですね、問題ない事務であったということを証明するためにも、チェックはしっかり受けて欲しいと思います」