アプリで投資利益を確認するも偽物だった 60代男性が1150万円だまし取られる 札幌市
札幌・南警察署は12月4日、札幌市内でSNS型投資詐欺事件が発生したと発表しました。 被害にあったのは、札幌市中央区に住む60代の男性です。 警察によりますと、男性は7月30日ごろ、インスタグラムを閲覧中、投資に関する広告を見つけアクセスしました。 すると、LINEで友だち登録するように指示され、登録した相手と1対1やグループでやり取りをするようになりました。 男性は、日本人を名乗る男女複数人から暗号資産を購入すれば利益が出るなどと投資を勧められ、9月30日から10月30日までの間に10回にわけて暗号資産ライトコインを購入するためネットバンキングなどから1050万円を送金しました。 さらに、11月になってから、取引ミスの違約金名目で51万円、さらに追加の暗号資産購入名目で50万円を支払い、計約1150万円をだまし取られたということです。 男性は「RT-tool Pro」というアプリをインストールし、5万200ドル(日本円で約600万円)の利益が出ていることを確認していましたが、偽物のアプリだったということです。 男性はSNS型投資詐欺について知っていましたが、偽アプリから現金が下ろせなかったことで詐欺被害にあったとに気が付いたということです。 警察は、SNSで知り合った相手から現金を要求される場合は詐欺を疑うように呼びかけています。