ドラゴンクエストミュージアム9日開幕『ドラクエ特急』も登場
会場はひらパー、2017年1月まで
ドラゴンクエストミュージアム9日開幕『ドラクエ特急』も登場 撮影:岡村雅之 編集:柳曽文隆
人気ゲームドラゴンクエストの誕生30周年を記念する特別企画「ドラゴンクエストミュージアム」の9日開幕を前に、京阪電車が7日、ドラクエ仕様の特別電車の試乗会と、ひらかたパーク(大阪府枚方市)のミュージアム会場で内覧会を開いた。ミュージアムではジオラマやゲーム開発段階のアイデアメモの展示などで、ゲームの世界をより深く立体的に楽しめる。ミュージアムの開催は来年1月9日まで。 ドラゴンクエスト生みの親、堀井氏「自分の人生の主人公は自分しかいない」
『ドラクエ特急』出発進行
7日午後、京阪中之島駅3番線ホームにドラクエ仕様の特別電車が入線。ドラクエに登場するスライムをデザインした先頭車両のヘッドマークが目印で、8日から特急として運行開始。ドラクエファンのお笑い芸人、竹若元博、浅越ゴエ、宇都宮まきさんの3人が試乗会に駆けつけ、『ドラクエ特急』を祝福した。 竹若さんらは特別電車に乗り込み、一路ひらかたパーク最寄りの枚方公園駅へ。車中で軽妙なトークを展開しながら、特別電車の特色などを紹介していく。車内ではバトルレックスなどのモンスターたちが、通常の広告枠からはみ出して描かれ、迫力十分。中吊りポスターにも歴代勇者たちが勢ぞろいし、ドラクエファンにはたまらないだろう。 電車はミュージアムの会期中、ほぼ毎日運行。ひらかたパーク入園券付きの京阪電車1日フリー記念きっぷを、9日から1700円で発売する。
ゲームの名シーンを精密なジオラマで再現
3人がミュージアムに到着すると、ドラゴンクエスト生みの親のひとり、ゲームデザイナーの堀井雄二さんが待ち構えていた。堀井さんらは会場を巡回しながらドラクエ談議に花を咲かせる。
ゲームの名シーンを、精密なジオラマで再現。リアルで臨場感あふれる作品群に息をのむ。ゲーム開発段階の堀井さんのアイデアメモも特別に公開。手描きのイラストに、どんな場面なのかを手探りするかのように説明する文章が添えられ、人気ゲームがクリエイターの骨惜しみしない努力から生まれている様子が伝わってくる。堀井さんは「創作の裏側を公開するのは気恥ずかしいけれど、いろんな角度から作品の世界を楽しんでもらえたら」と話していた。 会期は9日から来年1月9日まで。詳しくはひらかたパークの公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)