56年前の感動再び…「人間洗濯機」万博に向けて開発 83歳技術者の夢をミラブルが引き継ぐ「もう一度、世界に“技術大国・日本はここにある”と見せる」
ミラブルは「ウルトラファインバブル」と呼ばれる、0.001ミリ未満の泡を発生させ、毛穴に入り込んで汚れや臭いを取り除くという。青山氏は「16年間1回も体をこすって洗ったことはない」と語る。 この技術を用いた「ミライ人間洗濯機」は、体を自動洗浄するだけでなく、山谷さんの「最後は心も洗いたい」との思いも込められている。 「癒される=環境。温度や湿度、照明、においをうまく調節すれば、非常に良い空間になる」(山谷英二さん) 大阪大学で共同研究されているミライ人間洗濯機では、計測した心拍数をもとに、ストレス具合をAIが判断して、入浴している人の気分にあった映像と音楽を流してくれる機能が盛り込まれている。 「ドーム状のカプセルで、ふたが閉まった瞬間に、頭からつま先まで自動クリーニングしてしまう。体の不自由な方やお年寄りにも喜ばれるようになる。」介護の現場で大きな負担となっている入浴をサポートしたいと期待を寄せる。 「『2代目の継承者』として人間洗濯機を世に出して、『日本をもう一度持ち上げてみせるで!』と夢と希望を持つ若者が増えてくれないと。もう一度、世界に『技術大国・日本はここにある』と見せる最後のステージだと思っている」(サイエンス青山会長) (『ABEMA的ニュースショー』より)