ダイハツ九州生産再開 取引企業「安心して乗れる車を作ってほしい」 売り上げ減少も安堵の声
認証不正問題で操業を停止していた大分県中津市にあるダイハツ九州が2か月ぶりに生産を再開。影響を受けていた取引企業にもようやく動きが出始めました。 【写真を見る】ダイハツ九州生産再開 取引企業「安心して乗れる車を作ってほしい」 売り上げ減少も安堵の声 ダイハツ九州は親会社のダイハツ工業の認証不正問題を受けて、去年12月25日から製造している12車種の生産を停止していました。このうち、安全性が確認された「ミライース」など10車種については出荷停止の指示が解除され、ダイハツ九州でも2か月ぶりに26日から生産が再開されました。体制は停止前と変わらず、今後数日をかけて徐々に生産台数を戻していくということです。 大分県宇佐市でプラスチックを製造・加工している会社では、ダイハツ九州に納品する部品の出荷作業が進められていました。 (エムエム・シー 五所哲郎さん)「ダイハツ九州の稼働再開を従業員全員で待っていた。ほっとしている、安心しているのが率直な気持ち」 この会社ではハイゼットとミライースの2車種の内装とエンジン回りの部品を製造していますが、ダイハツ九州の操業停止を受けて工場の生産ラインも縮小。月の売り上げは15%ほど減少し、従業員に休んでもらう日もあったといいます。 (エムエム・シー 五所哲郎さん)「下請けは品質も含めてダイハツの部品を作っているプライドもあるので。反省を活かしてユーザーが安心して乗れる車を作ってほしい」 下請けの企業を中心に影響が広がる中、ようやく生産を再開したダイハツ九州。ただ、残る2車種の出荷停止の解除は未定で、全面再開となるにはもうしばらく時間がかかりそうです。
大分放送