40歳渡辺明九段、棋界最年少40歳「紫綬褒章」に「将棋を始めて約35年…」Xで感謝つづる
将棋の渡辺明九段(40)が令和6年「秋の褒章」で紫綬褒章を受賞した。政府が2日付で発表した。長年にわたり学術や芸術上の発明、改良、創作に関して事績の著しい者に授与される。 【写真】渡辺明九段の1000円カット「ビフォーアフター動画」話題 2日、X(旧ツイッター)でも報告。「紫綬褒章をいただきました。スポンサーの皆さま、将棋ファンの皆さま、将棋界を今日までつないでこられた先輩方、将棋に関わる皆さまにお礼を申し上げます」と書き出し「将棋を始めて約35年になります。その間、お世話になりました方々、ありがとうございました」と感謝した。 渡辺の投稿に対し、過去に対談経験のある「いきものがかり」の水野良樹から「大変おめでとうございます!!!」とコメントがあった。他にも「全盛期の羽生世代と互角以上に渡り合い、竜王として頂点に立ち続ける。豊島九段など関西の若手棋士の壁になり、そして現代の新星達に一度はやられたものの立場が変わり挑戦者になり立ち向かっていく… 本当に長きに渡り我々に感動をありがとうございました。今後も応援しております」「おめでとうございます。これからも胸を熱くする対局をお見せいただけることを心より楽しみにしております」などのコメントが寄せられていた。 将棋界での褒章受章者は1960年(昭35)に木村義雄14世名人が初めて受賞して以来、16人目。中には升田幸三実力制第4代名人、大山康晴15世名人、加藤一二三・九段、中原誠16世名人、谷川浩司17世名人らが名を連ねている。渡辺は、18年に紫綬褒章を受賞した羽生善治九段以来16人目、歴代で史上最年少での受賞となる。