新株式発行32億円調達 北日本紡績、黒字転換図る
北日本紡績(白山市)は19日、第三者割当による新株式と新株予約権を発行し、最大で計32億3850万円を調達すると発表した。コロナ禍からの需要回復が見られるテキスタイル事業で原材料の調達や加工費とするほか、企業の合併・買収(M&A)を進め、黒字への転換を図るための資金とする。 新株式発行の内容は、普通株式400万株を筆頭株主であるインドネシアの会社「PTアジア・プラスチック・ビクトリー」と大株主順位2位のミツワ樹脂工業(埼玉県川口市)に半分ずつ割り当てる。発行価額の総額は2億円となる。 新株予約権の総数は50万個で、PTアジアとミツワ樹脂工業に25万個ずつ割り当てる。予定調達額は30億3850万円。 同社は23年1月にもPTアジアに新株式を発行し、1億6122万円を調達している。