セブン&アイに買収提案 カナダのGS併設型コンビニ
セブン&アイ・ホールディングスは、カナダでガソリンスタンド併設型のコンビニエンスストアを展開するアリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたと発表した。「法的拘束力のない買収提案を受けていることは事実」とし、「慎重かつ網羅的に、しかし速やかに検討し、その後当社としてアリマンタシォン・クシュタール社に返答する予定」とコメントした。買収提案を検討するために社外取締役で構成する独立委員会を立ち上げた。また、セブン&アイ関係者はテレビ東京の取材に対し、「5年ほど前から先方の意向は聞いていた。先方は今回100%完全買収を求めている」と話した。セブン&アイの時価総額から換算すると、買収額は5兆円を超えるとみられる。また、同関係者は「先方はセブン&アイの北米事業に関心を持っているようで、食に強みを持つ日本のコンビニエンスストア事業自体に関心があるとは思えない」などと話し、警戒する姿勢を強調した。