BL東京がプレーオフ進出決定 神戸と40―40の引き分け 終盤に追いついた神戸は5位のまま
◆ラグビー ▽リーグワン第13節 BL東京 40―40 神戸(14日・秩父宮) リーグ2位のBL東京(旧東芝)がホームで同5位の神戸(旧神戸製鋼)と対戦し、40―40で引き分けだった。これで勝ち点2を加算し、神戸に16点差を付けたことで、残り3節を残して上位4チームによるプレーオフ進出を確定させた。14―33で臨んだ後半に追いついた神戸だが、リーグ5位のままで厳しい状況は続く。残り3節での逆転を図る。 BL東京は5―0の同7分、23年W杯フランス大会日本代表のWTBジョネ・ナイカブラが魅せた。自陣でボールを持つと、前方に蹴って前進。自らボールを拾ってそのままトライを挙げた。自慢の快速を飛ばし、同19分のFBマイケル・コリンズのトライも演出した。チームは前半に5トライの猛攻を見せ、33―14でリードして折り返した。 後半に入ると、神戸がペースを握った。33―14の8分に敵陣22メートル内に攻め込むと、W杯代表SOで、この日は背番号13で先発した李承信が、右にキックで展開。パスを受けたWTB山下楽平がトライを奪った。途中出場のFBワイサケ・ララトゥブアの同26分のトライで一時、5点差まで迫った。その後も一進一退の攻防が続いた。40―35でBL東京がリードで迎えた試合終了間際、神戸は敵陣ゴール前に攻め込み、スクラムを起点に左にパスを展開。最後は途中出場のBK浜野隼大がインゴールに飛び込み、同点に追いついた。神戸SOブリン・ガットランドの左から約35メートルのゴールは左に外れ、40―40で終了した。
報知新聞社