全米ファンも大谷の行方に熱視線。過熱する移籍先予想の1位は、あの球団
レンジャーズの地元テレビ局、NBC5でも大谷の移籍先に関しての世論調査を実施している。 「日本人のスーパースター大谷を追跡」とした見出し記事によると、レンジャースへの移籍是非を聞いたところ「57%が大谷はテキサスに来ないことに投票した」と答えたという。 記事は、「レンジャーズが大谷にたどり着くチャンスはどれほどだろうか。レンジェーズはヤンキース、レッドソックス、ワールドチャンピオンのアストロズといったチームを除いた7球団による最終候補に入った。さらに大谷が大市場よりも小さな市場を望んでいるらしいとの噂は(レンジャーズの)追い風となり、長い目で見れば、ロスの球団も候補外となるかもしれない。レンジャーズが高校時代から大谷を求愛してきた球団の1つということも強みとなる。だが、レンジャーズのファンたちは、同じようには感じていないのかもしれない」と、地元局らしい希望的観測に基づいた内容になっている。 さらに「2012年にダルビッシュ有を獲得した際も似た感覚があった」と言及。「国際ルールやポスティングシステムは当時と異なるが、ヤンキースやレッドソックスとの入札戦争で勝つ見込みはほとんどなかったのだ。もし奇跡が起きれば、大谷を加えた6人先発のレンジャースを見ることになるかもしれない」と続けた。 現地のダラス・モーニングニュース紙のエバン・グラント記者による「(大谷の)能力によって、余分な控え打者が不要になり、中継ぎ投手の枠を確保することができる」との展望も紹介。「レンジャーズは、大リーグで最悪の中継ぎ陣でシーズンを戦ったことを忘れないでほしい」と続けた。 またチームを出ていったFAのダルビッシュにも触れ、「ダルビッシュが再び戻ってくる可能性はある。戯言に聞こえるかもしれないが、チャンスはある」とした上で、不利とされていたダルビッシュがレンジャーズと契約した過去と、同じく不利が伝えられる今回の大谷を重ね合わせ「デジャブは、また起こるだろうか。待つことがも一番大変だ」と、すでにあきらめモードのレンジャーズファンを勇気づけるようにして記事を結んだ。全米ファンは、マリナーズ最有力説を支持しているようだが、果たして……。交渉期限は現地時間22日(日本時間23日)に設定されているが、意外と決着は早いのかもしれない。