5月1日から「不正大麻・けし撲滅運動」(千葉県)
県の「不正大麻・けし撲滅運動」が、5月1日から6月30日までの2カ月間実施される。安房管内では今年度すでに、自生ケシが1260本以上発見されており、安房保健所は、広く住民からも情報提供を求めている。 不正栽培事犯の発見に努めるとともに、犯罪予防の観点から、自生する大麻、ケシを一掃するための運動。県警や市町村の協力で毎年行われている。昨年度は、安房管内の6カ所で731本のケシが見つかった。 運動期間を前に、同所ではパトロールを行い、農地や個人宅など計9カ所で自生ケシを発見。1カ所で500本ほど生えていた場所もあり、いずれも抜き取って焼却処分された。 安房管内でよく見受けられる違法のケシは「アツミゲシ」で、花弁は4枚の薄紫色、草丈は50~100センチほどになる。茎上部の葉が、茎を抱き込むような形をしているのが特徴だという。 植えた覚えもないのに突然生えてくることがあり、同所では「ケシを見つけた場合は、自分で抜かずに連絡するように」と呼び掛けている。 連絡や問い合わせは、安房保健所(0470―22―4511)、鴨川地域保健センター(04―7092―4511)へ。