中国のロケットの“残骸”か 白い物体がまた漂着 今回は沖縄に
日テレNEWS
14日、沖縄県国頭村の海岸に白い物体が漂着しているのが発見されました。縦は最大2メートル80センチ、横は4メートル10センチで、多くの貝が付着しています。この物体について、専門家はロケットの残骸の可能性があるといいます。 航空宇宙技術や防衛産業に詳しい・未来工学研究所 西山淳一さん「これはロケットのフェアリングという物で」 同じロケットの残骸とみられる“漂着物”は、鹿児島県でも発見されています。4月17日に沖永良部島の海岸沖で発見されたのは、星のマークが描かれた物体です。深さ約4メートルある海の底につくぐらい長い物で、厚さは5センチほど。 沖永良部島の浜辺には、同じ物体の一部とみられる物が流れついていて、そこには中国語で「排気孔」と書かれていました。 専門家が指摘したのは… 航空宇宙技術や防衛産業に詳しい・未来工学研究所 西山淳一さん「これは中国のロケットの一部だろうというふうに考えられます。“長征”ではないかと」 中国の人工衛星打ち上げロケット「長征」の円柱付近にあった残骸とみられるのです。 航空宇宙技術や防衛産業に詳しい 未来工学研究所 西山淳一さん「中国が海南島にですね、新しいロケットの打ち上げ射場、数年前にできまして。今までよりも(残骸とみられる物が)増えるかもしれませんし」 中国のロケットの残骸とみられる漂着物は今、どうなっているのでしょうか? 置かれていたのは、町が重機などを管理する場所でした。 和泊町・土木課 宮原芳實課長 「県と協議中ではあるんですが、『取りあえず保管しておいてください』ということで」 通常、海岸の漂着物は役場が回収し、廃棄物として処分します。ただ、今回は中国のロケットの残骸なのかどうか、国の正式な判断を待っているため処分できず、この場所で保管されていました。すると… 和泊町・土木課 宮原芳實課長 「マニアの方が1回来られて。関東の方から来ていましたね」 自由に見られる場所にあるため、県外から訪れるマニアもいるということです。