AIが予測する大谷翔平のMLB2024シーズン成績:打率.268、本塁打39本と控えめな数字
◆2024シーズンAIの予測成績 629打席 540打数 144.6安打 296.2塁打 74.6単打 27.1二塁打 4.3三塁打 38.6本塁打 100.3得点 109.2打点 19.3盗塁 81.2四球 156.2三振 5.3死球 打率.268/出塁率.367/長打率.548 OPS .915
打席数と打数については、リアル二刀流の所謂「大谷ルール」が導入された2021年以降、大谷が1シーズンフルにプレーした2021年(158試合に出場)と2022年(157試合に出場)はそれぞれ639打席/537打数、666打席/586打数となっているため、おそらく今季は150試合前後に出場することを想定しているのだろう。
前述の理由により、四球が減少するのは想定通りだが、打撃成績が軒並み落ちているのは気がかりなところである。確かに三塁打に関しては、新たに本拠地となったドジャースタジアムの方が、昨年までのエンジェルスタジアムより三塁打の出にくいスタジアムである点を考慮すると頷ける。
しかし、スタットキャストによる過去3シーズンのパークファクターを見てみると、ドジャースタジアムは全体的な指数としては打者と投手に公平な球場ながら、本塁打はMLB全体で2番目に出やすい指数となっており、そう考えると、AI予想の本塁打数、長打率、そしてOPSは少し控えめな気がする。38.6本塁打で控えめと言う時点で、かなりハイレベルではあるわけだが。
なお、『MLB.com』は今季、大谷がMLBトップの122打点をマークすると予想。一方、現地スポーツ専門サイトの『ジ・アスレチック』は、「ドジャースの選手層の厚さ、そして一方的な試合展開が多発するとの予想から、オオタニの打数が幾分犠牲になるかもしれない」としている。
ちなみに、同サイトの予想する2024年の大谷の本塁打数は38.2本、そして『ファングラフス』の採用する複数の予想システムも38から40本塁打の範囲に収まっている。
J SPORTS 編集部